余った外貨はMMFで運用!
みなさんこんにちは、くまかぶです。
米国株を始めてから半年が経ちました。
最初の頃は株の値動きに一喜一憂してましたが、最近はそのような気持ちもあまりなくなってきました。まぁ、リーマンショック級の暴落が来るとそんなことも言ってられないと思いますが・・・笑
ところでみなさんは、米国株を買うときの外貨の両替はどのようにしていますか?
僕はメインの証券口座がSBI証券なので、SBIネット銀行でドルを買ってからSBI証券に入金しています。こうすることで、SBI証券で円貨決済するより、お得なレート(1ドルあたりの為替コストがSBIネット銀行は4銭、SBI証券は25銭です)で株を買うことができます。
しかし、この方法で米国株を買うと、少しドルが余ってしまいますよね。
そんな余ったドルも効率的に運用したいと思うのが、投資家だと思いますが(笑)、どのように運用すればよいのでしょうか。
僕は余ったドルで外貨建てMMFを買っています。
でもMMFってあまりなじみのない商品ですよね。
僕もつい最近まで知りませんでした。
そこで今日はMMFについて紹介したいと思います。
外貨建てMMFとは?
外貨建てMMF(Money Market Fund)は外貨商品の一つで、公社債など比較的安全性の高い商品に投資する投資信託の一種です。
では、外貨建てMMFのメリットは何でしょうか?
MMFのメリット
- 利回りが比較的高い
- 他の投資信託より元本割れのリスクが低い
- 小額から投資できる
それでは、一つずつ説明していきたいと思います。
利回りが比較的高い
→僕が使っているSBI証券ではドル建てのMMFは4種類あり、いずれも年利が1%を超えています。住信SBIネット銀行の米ドル預金の金利は2019年9月6日時点で0.55%であるので高いものだとMMFは外貨預金の3倍の金利を手にすることができます。
MMFは毎月分配金をもらえるのですが、自動的に再投資されるので、福利効果が見込めるのもよい点ですね。
他の投資信託より元本割れのリスクが低い
外貨建てMMFの大きな特徴が、元本割れのリスクが低いことです。その理由として、国債や地方債、格付けの高い会社の社債など、リスクが低い商品に投資しているからです。
具体的にどのような商品に投資しているか、僕が保有しているブラックロックスーパーマネーファンドポートフォリオを見てみましょう。
これをみると、コマーシャルペーパーというものへの投資が多いみたいですね。
コマーシャルペーパーとは、企業が短期資金調達の目的で、公開市場で割引形式で発行する無担保の約束手形のことです。無担保のため、ある程度の信用のある企業のみ発行できます。額面金額は1億円以上とされていて、証券会社や金融機関が発行を引き受けて投資家に販売されます。社債に似ていますが、社債の償還期間は1年以上なのに対し、コマーシャルペーパーは通常1年未満です。金利は発行する企業の信用力で決まります。(東海東京証券ホームページより引用)
つまり、信用のある企業が発行する短期の社債みたいなものですね。信用度が高い企業かつ、短期なので元本割れのリスクの少ない商品だと考えられます。
コマーシャルペーパーをはじめとして低リスクの商品で構成されるため、MMFは比較的元本割れのリスクが低いといわれています。
ただし、元本割れのリスクが低いといっても、元本割れすることはあります。
例えば2001年の米エネルギー省者であるエンロン社の粉飾決算事件の時やリーマンショック時などでは元本割れしたMMFがあったみたいです。
そのため、投資する際にはMMFであっても元本割れのリスクがあるということを頭に入れて投資してください。
小額から投資できる
SBIの米ドル建てMMFの場合、10ドルから投資できます。そのため、米国株投資で余った小額の米ドルでもMMFを購入することができます。これは効率的に投資するためにもありがたいですよね。
MMFのデメリット
ここまでMMFのメリットを上げてきましたが、MMFは金融商品なので、もちろん下記のようなデメリットもあります。
- 外貨スプレッドがある
- 為替リスク
- 元本割れリスク
外貨スプレッドに関しては、証券会社によって異なるので、安いところで購入すればよいと思いますが、僕の場合はMMFは米国株を買った米ドルの余りでしか購入していないので、スプレッドをあまり気にしたことがありません。
また、為替リスクも同様です。
では、元本割れはどうでしょうか。
先ほども述べましたが、MMFであっても元本割れを起こすことはあります!
ただし、他の預金以外の金融商品に比べると元本割れのリスクは低いといえます。
MMFのまとめ
以上、MMFをまとめます。
MMFは、
- 外貨預金より利回りが高い
- 比較的低リスクの商品で構成されているため、元本割れのリスクが低い
- 10ドルから運用でき、余った米ドルの有効活用になる
という商品です。
このようにメリットの多いMMFを使えば、より効率的な投資ができると思います。
ただし、何度も言いますが、MMFは低リスクではありますが、元本割れのリスクがある商品です。皆さんも投資する際にはその点に注意してください。
それでは!