【JNJ】はインカムゲインもキャピタルゲインも狙える魅力の銘柄
みなさんこんにちは、くまかぶです。
今日は僕が保有しているヘルスケア株のJohnson&Johnson【JNJ】について紹介します。
JNJはご存知の方も多いとは思いますが、家庭用から医療用まで幅広い製品群を保有しているヘルスケア企業です。おそらくほとんどの人が使ったことがあるBAND-AIDもJNJの製品です。
それでは、JNJはどのような会社なのでしょうか。
JNJは8兆円の売り上げを誇る総合ヘルスケア企業
JNJの昨年度の売り上げは800億ドル、日本円で8兆円以上という巨大企業です。
営業利益率も平均して25%前後を記録しており、非常に安定して稼ぐことができています。
JNJはコンシューマー向け、医療機器、製薬の3つのセグメントに分かれており、2018年の売り上げは、コンシューマー向けが139億ドル、医療機器が270億ドル、製薬が407億ドルとなっています。非常に幅広く事業を展開し、どの事業でも売り上げをあげられていますね。
JNJは研究開発能力が高い
僕が思うJNJの特徴は研究開発能力の高さです。
JNJホームページの投資家情報によれば、JNJの70%近くの製品がグローバルシェアで1位か2位になっています。また、売り上げの25%ほどは直近5年に発売したものということからも製品の新陳代謝がうまくできています。
JNJの売上高に対する研究開発費率は医療用医薬品だけで見れば23.1%と業界内でも高いほうですが、会社全体としてみれば14.3%と製薬企業としてみるとあまり高くはありません(データは2017年)。
以上のことから、JNJは売れる製品を効率よく、コンスタントに出すことができる研究開発型企業だといえるでしょう。
JNJは57年連続増配中の配当王
JNJ株を購入する最も大きな魅力はなんといっても連続増配でしょう。
なんと57年連続で増配しています。
そして、現在の配当は1株当たり3.8ドルなので、現在の配当利回りは2.7%です。
そして配当性向は70%ほどなので、まだ上昇の余地はあります。
では株価はどうでしょうか。
株価も右肩上がり
基本的には右肩上がりの銘柄です。
SBI証券の予想PERが19.99ですが、米国株の予想PERが18.8(https://myindex.jp/global_per.phpより引用)であり、そこまで割高感はありません。
ヘルスケア業界は今後も成長が見込めるので、JNJに関しても今後の成長が見込めると思います。特にJNJは製薬だけではなく、医療機器とコンシューマー向けでも稼ぐことができており、安定した収益が今後も見込めます。
JNJの懸念点
JNJが抱えている懸念事項は訴訟問題です。JNJが以前販売していたベビーパウダーにアスベストが混入しており、それが原因で癌になったとなったと訴えられています。その件数は1万件を超え、最大で200億ドルの支払いを払う可能性があります。もちろん、JNJはアスベストは入っていないと訴えていますが、もし賠償金を満額払うことになってしまうと1年分の営業利益が吹っ飛んでしまうので、かなりのダメージです。慎重な方は訴訟の行方を見守るのがよいかもしれません。
JNJのまとめ
JNJについてまとめると、
- 研究開発が強い総合ヘルスケア企業
- 57年連続増配中の配当王
- 株価は右肩上がりでキャピタルゲインも狙える
- 訴訟リスクがある
訴訟リスクはあるものの、長期保有に適した銘柄です。
訴訟によって株価が下落したら、そこで買い増ししても良いと思っています。
それでは、また!